■観察場所: 北アルプス(富山県上市町他)
       室堂〜剣沢〜剣岳〜剣沢〜真砂沢〜仙人池〜阿曽原〜欅平
■観察環境: 高山、亜高山
■観察日 :  2003年8月15日(金)〜18日(月)
■観察時間: 下記 
■天 候 : 下記
■観察者 :  DEVIL MAN  
■観察鳥種:
1 アマツバメ
2 コゲラ
3 イワツバメ
4 キセキレイ
5 ビンズイ
6 イワヒバリ
7 カヤクグリ
8 コマドリ
9 ルリビタキ
10 ウグイス
11 メボソムシクイ
12 キビタキ
13 オオルリ
14 コガラ
15 ホオジロ
16 ウソ
17 カケス
18 ホシガラス
19 ハシブトガラス
■コメント:
8/15 9:00〜13:00 曇
・8月前半に予定していた山行が出発当日仕事でキャンセルになってしまっ
 たが、ようやく休みが取れて、鳥・山・温泉を目指して来た。
・寝台「北陸」を使い富山経由で室堂へ。室堂は8年振りかな?お盆と重なり
 アルペンルートの混雑が予想されたが、連日天気が悪いみたいで待ち時間
 もなかった。
・今日は剣沢までの短いルートなので室堂で鳥を探すつもりだったが、今に
 も降りそうな天気。なら早めにテント場へと直行とする。ライチョウには
 会えなかった。ま、室堂のライチョウはあまり感動ないからいいか。
・テント場に着いたらビール飲んで昼寝。山でのこの時間がいいんだよね。
 夕方目覚めると晴れて剣岳も姿を現した。
8/16 5:00〜14:00 晴れ
・5時に剣沢のテント場を出発。日が高くなるに連れ暑くなる。まさに夏山、
 登山日和。でも暑いし足場は悪いしで登りはしんどく、やっと着いた前剣
 (2,813m)から見上げる本峰の高さにぞっとする。
・有名なカニのタテバイもあまり混むことなく通過。足場がしっかりしてい
 るのでそれほど危険は感じなかった。でも緊張してたのか、登りきった時
 は喉がカラカラに乾く。
・8時15分剣岳登頂。北アルプス全域が見渡せる素晴らしい天気。最近どこ登
 っても天気悪かったから感動も大きい。疲れも吹っ飛ぶ。

剣沢より望む剣岳

鎖場の続く剣岳

剣岳山頂2,998m

・景色を堪能した後下山開始。カニの横ばいとその後の鎖場続きでだんだん疲
 れてくる。前剣、一服剣などアップダウンも多く、標高差以上にしんどい。
・途中で昼食を取り、剣山荘〜剣沢の間では、雪渓で遊ぶイワヒバリや、チン
 グルマのお花畑を楽しみながら、11時45分に剣沢へ戻る。

チングルマのお花畑

ミヤマリンドウ

・一休み後、テントを撤収し真砂沢へ向けて出発。急な斜面を下った後、剣沢
 の雪渓に。剣沢は三大雪渓の一つだが、他の二つよりはるかにスケールが大
 きい。たまに顔を出してるクレパスを見ると、雪渓の下にものすごい急流の
 川があるのを実感され緊張する。でも、軽アイゼンを付けての下りは快適で
 14時前に真砂沢テント場へ。ビール飲んで昼寝タイム。
・真砂沢のテント場は剣のバリエーションルートをやる人がほとんどで、ちょ
 っと他の場所と雰囲気が違った。

ひたすら誰もいない雪渓を下る

所々口を開けるクレパス

8/17 6:00〜13:30 雨
・朝起きると本格的な雨。気が滅入って予定より1時間遅い出発。雪渓と沢
 沿いの岩場の道を下り、仙人新道の取り付きに至る。
・ここから標高差500m近い急登。前半は特に急でかなりしんどい。ほどなく
 稜線に出て傾斜は緩くなるが、荷物の重みが効いてきてかなりバテる。
 「温泉、ビール」と自分に言い聞かせ、必死に歩くのだった。
・9時20分仙人池に着く。今日はもう下るだけと思うとほっとする。仙人池は
 裏剣の日本離れした景色が素晴らしいのだが、仙人にほど遠いDEVIL MANに
 は、剣は姿を現さなかった。
・仙人池ヒュッテのお姉さんに、阿曽原までのルートを詳しく教えてもらう。
 あたたかい雰囲気のする小屋で、いつか紅葉のシーズンに泊まりに来てみた
 いね。
・仙人池からはまた雪渓歩き。雪渓が滝になる寸前に夏道へ上がる場所など、
 ルートを聞かなかったら、下ったら危険じゃないかと迷うとこだった。
・10時40分本日第一の目的の仙人温泉に到着。高天原温泉に次いで来にくい温
 泉ではないだろうか。温泉は小屋の前の広場にあるので、他に人がいれば入
 るのに勇気がいるが、当然誰もいないので入湯。山での温泉は最高!
・小屋に屋根付きの休憩スペースがあるので昼食を取り大休憩。激しい雨の中、
 ゆっくり食事を出来る場所はあり難い。

仙人温泉

・仙人温泉からしばらく雪渓下り。標高も下がってくると急流が顔を出してる
 所も多く、滑ったらやばいと思うと緊張する。しかし、雪渓の多いコース。
 さすが剣は岩と雪の殿堂だ。
・13時30分阿曽原温泉小屋到着。すべてずぶ濡れ、くたくた。だからこそ温泉は
 あり難い。仙人温泉とは泉質も違いたっぷり堪能。
・小屋は団体が泊まっていたが、テント場は私を含めて単独行の3人だけ。この
 コースはさすがにマイナーだな。紅葉シーズンがメインかな?

8/18 9:00〜13:45 雨
・今日も激しい雨。何なのこの天気?小降りになるのを待つが気配ないので、
 覚悟を決めて出発。今日は今回のハイライト水平歩道。200mの断崖上を70
 センチ幅の道が続くとはどんな道かと、怖さ半分楽しみ半分。
・小屋からしばらく登って水平歩道に出る。名前の通りアップダウンがないの
 で歩きやすい。幅が狭く緊張する場所はいくつもあるが、難所を慎重に行け
 ば基本的には快適な道。でも、1歩間違えば谷底に消えるのは間違いなし。
 荷物が引っかからないように気を使う。

水平歩道、滝壷通過が怖い

・途中の150mの真っ暗なトンネルが怖い。高所より暗所の方が苦手なので。あ
 そこに誰か隠れていて驚かされた心臓止まるね。
・何よりこたえたのが激しい雨。小さい沢は滝となり通過に気を使う。断崖らは
 シャワーのように水が垂れる。と言って水を避ければ谷底だし。これは水中歩
 道だ。
・欅平近くではキビタキ、オオルリが確認出来た。当然双眼鏡やカメラを出す
 余裕なし。
・荷物が雨に濡れ重みを増す。13:45ようやく欅平に着いた時はほっとした。
 水平歩道では全く人に会わず。私が落ちても誰も気づかないな。
・トロッコ電車も待たずに乗れ宇奈月へ。で、駅近くの公衆浴場へ行くが、なん
 と休み。ゲ!そっか日程を変更した時休みをチェックしなかった。駅前の温泉
 噴水に入るかと思うが自重し、足湯で済ませた。宇奈月温泉は10数年前泊まっ
 た時、飲んで大騒ぎしてフロントに苦情を言われたことがあり、相性悪い。
・魚津に出て「北陸」の指定取ろうと思ったら満席。出発前には空席あったのだ
 が。仕方なく「能登」にする。
・パチでもやって時間をつぶそうと思うが、ないんですよこの町。だいぶ探した
 のに何故?仕方なく地酒レポに向かうが、疲れで1杯しか飲めませんでした。

■今週の温泉  
 仙人温泉
・500円。単純温泉?
・土色に濁る、土と鉄の香り。
・欅平から8時間歩いてたどり着く仙人谷にある温泉。登山者の領域だが熱心
 な温泉屋は来るんでしょうね。
・仙人小屋の前の露天風呂。他に人がいるとちょっと恥ずかしいかも。
 晴れれば、鹿島槍他の後立山が見えるらしい。かなり残念。
・欅平に下山する人は、阿曽原や宇奈月で温泉に入ればいいやと通過してしま
 う人が多いみたい。もったいない!最高ですなこういう温泉。
☆☆☆☆☆

 阿曽原温泉
・500円 単純温泉?
・欅平から5時間。阿曽原温泉小屋にある露天風呂。1時間ごとに男女交代。
・硫黄臭があるが透明。湯の花らしきものは沈んでいた。こういう泉質好きだ
 な。
・黒部の谷間だけど景色はどうなんでしょう。雨で何も見えなかったが、晴れ
 ても遠くが見える訳ではないかな。
・関電の業務放送が耳障り。山奥の雰囲気が壊れるね。ま、そのおかげでここ
 まで来られるのだが。
・仙人同様、温泉の有りがたさが身にしみるね。
☆☆☆☆☆

■地酒レポ  割烹?  多分ここhttp://www.manryou.net/
・魚津駅を出て右手に2、3分。地元の海産物が食べられそうな店へ。
・刺身盛り合わせ、白海老のかき揚げ、黒造りなどを食べる。うまい!しば
 らくまともなもの食べてなかったし。
・疲れてたので日本酒は1合のみ。日本酒飲むと落ちそうだったので。
 ま、この後市役所前公園で浮浪者的行動を取った後、時間が有ったので更に焼
 き鳥屋でビールを飲みなおしたんだけど。
・トータル4,800円。焼き鳥屋で1,800円。

・三笑楽 純米吟醸 1,000円  三笑楽酒造(富山県)
 甘辛度 辛口
 濃淡度 端麗
(総合評価)☆☆☆
・香りはちょっと甘ったるいかなと思ったが、辛口ですっきり。さっぱり飲みや
 すい酒でした。疲れと、最近日本酒飲んでないので感覚がおかしいかも。

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