■観察場所: 松之山温泉(新潟県東頸城郡)
■観察環境: 山地、森林
■観察日 :  2004年6月12日(土)、13(日)、16(水)
■観察時間: 4:00〜14:40、4:30〜14:00、4:00〜15:30
■天 候 : 雨のち時々曇り
■観察者 :  玉之助、伍號、DEVIL MAN、senga
■観察鳥種:
1 カルガモ 21 クロツグミ
2 トビ 22 ヤブサメ
3 ノスリ 23 ウグイス
4 サシバ 24 オオヨシキリ
5 キジバト 25 キビタキ
6 ジュウイチ 26 オオルリ
7 カッコウ 27 シジュウカラ
8 ツツドリ 28 メジロ
9 ホトトギス 29 ホオジロ
10 アカショウビン 30 ノジコ
11 ブッポウソウ 31 カワラヒワ
12 アカゲラ 32 ニュウナイスズメ
13 オオアカゲラ 33 スズメ
14 コゲラ 34 ムクドリ
15 ツバメ 35 カケス
16 キセキレイ 36 ハシボソガラス
17 サンショウクイ 37 ハシブトガラス
18 ヒヨドリ
19 チゴモズ ホンドウサギ
20 モズ タヌキ

※記録は12(土)のもの。13(日)の追加種はイカル、アオゲラ、ハクセキレイなど

■ コメント:
・松之山温泉の薬湯に浸かり疲れた体と心を癒そうと4人が集合した。
 深夜しかも雨の中の集合ととなったが予想通り1名の遅刻者発生の為出発は
 若干の遅れありだった。遅れた理由はどうであれ新罰金制度が初適用された
 のだ。これが意外に高くつく、まぁ酒代に回るので飲みまくれば元はは取れ
 るという考え方もある。ちなみに遅れたのは伍號だっ。
 高速道を一気に3時間程度走りその後つづらおりの国道を1時間ほど走ると
 松之山町にたどり着いた。そこにある美人林(美女林ではない)の駐車場で
 仮眠をとり4時に起きた。起きたのは2名だけだった。霧雨はまだ降り続い
 ていたが鳥の声はあちこちから聞こえてきた。鳥の濃さが感じられた。林の
 中は雨音が強く鳥の声も聞きづらいので直ぐに駐車場に戻り傘を差してぼー
 っと聞いていただけだった。カッコウ、ホトドギス、クロツグミ、キビタキ
 などなど、残念ながらキョロロロは聞こえて来なかった。
 雨が降り止む気配もなく逆にどんどん本降りに戻ってしまったので再度車内
 で眠りについてしまった。そのままお昼前まで寝てしまった。
 まだ雨は降り続けていたが再出発ということで別の場所へやっと移動開始。
 移動先でお目当てのブッポウソウのふわりふわり飛翔を眺めることができた。
 さらなる移動中には道端で囀るノジコを至近距離で観察、プロミからはみ出
 そうな大きさだった。幸い雨も上がり気分よく見ることができた。お腹の黄
 色がとても鮮やかに見えた、優しい色だった。囀りも美しぃーっね。
 その先では電線にとまるチゴモズ発見。飛んでいった先の電線では再度ブッ
 ポウソウの発見となった。ここは鳥が濃いっね。引き続きチゴモズを探した
 のだが棚田の方からきこえるギッギッというオオヨシキリの声がチゴの声と
 間際らしくて困ったものだった。幸い枝先に止まってくれたオスのチゴモズ
 を観察することが出来た。上空ではノスリやサシバが旋回していた。
 アカショウビンは居ないかと探したのだが結局この日は姿を見ることは出来
 なかった、しかし鳴き声だけは鮮やかに聞くことが出来た。
 明日への期待が高まった所で時間的にはまだ早いのだが雨も降ってきたので
 宿へ入り地酒、薬湯、睡眠、晩餐、地酒、バカ話となった。人格話が多かっ
 たかな。

雨宿りの蛾

・二日目は早朝4時に起床、晴れていた。4時半には美人林に着いた。居たの
 は3名のみだった。宿にデビルが残ったのだった。寝すぎだろ。
 林の中をうろうろしたのだがノジコが木のテッペンで囀っているのが見えた
 だけでキョロロロも遠くのほうから僅かに聞こえてくるだけだった。朝飯の
 時間が迫っていたので昨日キョロロロ聞こえた所をちょっと覗いて宿に戻っ
 たのだった。昨日以上に期待がもてる感じがした。
 宿では薬湯あがりのデビルが廊下を歩いていた。直ぐに朝飯とチェックアウ
 トを済ませて先ほどの場所へ直行した。
 期待通りにアカショウビンは現れた。全員満足したのだった。
 お昼を過ぎても観察し続けて帰路に着いたのは2時ころだった。渋滞を上手
 く避けて帰宅出来たのだった。
・2日後に再度ひとりだけで同じ場所を訪れた。青空をバックに飛ぶ姿はまさ
  に火の玉が飛んでいく様だった。
                             
                              <玉之助>

棚田

■今週の温泉  松之山温泉 こめや旅館
・宿泊8,500円。 ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉。
・やや濁りはあるが、無色透明。山間の温泉にしては、塩味は濃い目。効能が高く
 草津、有馬と並び日本三大薬湯にかぞえられるとか。
・こめや旅館は様々な価格体系があるが、鳥見に使うには手頃でいい旅館でしょう。
 日帰りは多分不可。日帰り温泉は町内にいくつかあるので、それを利用できます。
 次回来たときは、いろいろ試したいね。
・浴室、浴槽はそれほど広くないが、小規模の旅館なので部屋が満室でも温泉はゆ
 ったり3回も入れた。可もなく不可もなくという感じ。
・露天はないけど、湯治に重きを置く感じでもあり、仕方ないかな。
☆☆☆
                              <DEVIL MAN>

■地酒レポ

●新潟娘 大吟醸 (にいがたむすめ)
 新潟第一酒造株式会社(新潟県東頚城郡浦川原村)

酒屋で購入、宿の部屋にて
2800円(720ml)2004年5月製造
甘辛度 中間
濃淡度 やや淡麗
・酒屋で地元のお勧めを聞くと「越の白鳥」とのこと。その大吟醸を購入。
 だが大吟醸には「越の白鳥」の名前が使われていなかった。
・香りは甘いのだが割りと辛口で、大吟醸ゆえの軽さは感じるが味はしっかりしている。
 口に含んだときの無駄な引っかかりは感じない。
・純米吟醸と比べると、やはり甘さを感じる。<伍號>
・山田錦 精米歩合40%。
・新潟第一酒造HP http://www012.upp.so-net.ne.jp/hakucho/
★★★


●越の白鳥 純米吟醸 (こしのはくちょう)
 新潟第一酒造株式会社(新潟県東頚城郡浦川原村)

酒屋で購入、宿の部屋にて
1700円(720ml)2004年5月製造
甘辛度 辛口
濃淡度 淡麗
・地元の「越の白鳥」の純米吟醸。
・香りも味もまったり感も、だいぶすっきりしている。
 辛口で癖も無く、いいお酒だと感じる。<DEVIL MAN>
・香りは大吟醸に比べると弱め。冷やしていないためか、アルコール感が鼻に付くが、
 変な引っかかりや味のにごりは無く飲みやすい。<伍號>
・精米歩合55%。
・新潟第一酒造HP http://www012.upp.so-net.ne.jp/hakucho/
 上記のサイトに載っていない。限定品かな?
★★★


●八海山 純米吟醸 (はっかいさん)
 八海醸造株式会社(新潟県南魚沼郡六日町)

酒屋で購入、宿の部屋にて
1877円(720ml)2004年4月23日製造
甘辛度 辛口
濃淡度 淡麗
・今回の探鳥地からはやや遠いが、人気の八海山をリファレンスに買ってみた。
・香りは弱い。ひっかかりは無く飲みやすいが、常温のためかアルコール臭さあり。
 ひょっとして若干だが劣化しているのかも?(店では常温保存だった。)
 飲みやすいのだが、逆にインパクトに欠けるか?
・精米歩合50% 山田錦(麹米)、美山錦(掛米)。
・八海醸造株式会社HP http://www.hakkaisan.co.jp/
★★★
                             <伍號>
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