■観察場所: 小笠原航路その1:東京⇒八丈島沖 (東京都)
■観察環境: 海上
■観察日 : 2004年6月18日(金)
■観察時間: 13:30〜18:45
■天 候 : 晴れ
■観察者 : 伍號
■観察鳥種: 

1 シロハラミズナギドリ
2 アナドリ
3 オオミズナギドリ
4 オナガミズナギドリ
5 オーストンウミツバメ

■コメント:
●本日の状況
・風はやや強く、うねりも少しあり。向かい風で飛沫が強く、観察には厳しい。
・三宅島、御蔵島、八丈島よりかなり東を通過していた。

●種類毎のコメント
・シロハラミズナギドリが八丈島の手前で沢山出たのは驚きだった。
 夕方までずっと出ていた。6月はこんなに北上しているのか?
 去年と一昨年、6月上旬に八丈島航路に乗っているが、シロハラナギは出ていない。
 島の近くか外洋かの違いか?
 久々の観察で、始めはシロハラナギと分からなかった。
 背中のM字は不明瞭で、灰色味はあまりなく暗色の印象。
 このため始めはセグロミズナギドリかと思ってしまった。
 翼下面のパターンと、黒い頭巾を被ったような頭部のパターンでシロハラナギと分かる。
・オナガミズナギドリも1個体確認できた。白くない頭部、翼下面のパターン、飛び方、
 大きさなどから判断。オオナギも同時にいたので比較できた。
 他の鳥屋さんも見たといっていたので、いくつかいたのだろう。
 シロハラナギ同様に北上しているのか?
・アナドリは、いくつかいた。オーストンは少しだけでアナドリより少ない。
 今回期待のクロウミツバメか?と思うような個体もいたが未確認。
・三宅島より手前では、オオミズナギドリが沢山いた。八丈島あたりでは全くいなく
 なったが、夕方だから繁殖地の御蔵島周辺に帰ったのかもしれない。
・カツオドリはいなかった。
・他の鳥屋さんが、カンムリウミスズメがいたといっていた。
・期待のイルカは出現せず。

●本日の目玉
・シロハラミズナギドリ:まさか1日目に出るとは。
・オナガミズナギドリ:同上
 


八丈島と夕焼け
 
 
 

■観察場所: 小笠原航路その2:小笠原諸島北方⇒父島 (東京都)
■観察環境: 海上
■観察日 : 2004年6月19日(土)
■観察時間: 5:15〜11:30
■天 候 : 晴れ
■観察者 : 伍號
■観察鳥種: 

1 オオシロハラミズナギドリ
2 シロハラミズナギドリ
3 アナドリ
4 オナガミズナギドリ
5 セグロミズナギドリ
6 オーストンウミツバメ
7 カツオドリ

■コメント:
●本日の状況
・風はやや強く、うねりも少しあり。
 今日も向かい風で両舷とも飛沫が非常に強く、厳しい。
 ずぶぬれで観察した。

●種類毎のコメント
・オオシロハラミズナギドリは1個体確認。亜種クビワオオシロハラミズナギドリ。
 真っ白い翼下面(暗色の縁が細い)と、白く目立つ首輪で分かりやすい。
 翼の先端が黒っぽく見えた。
・シロハラミズナギドリは多かった。父島のすぐ近くまで出現していた。
 昨日、疑問に思った上面のパターンだが、やはり灰色味は少なくM字も不明瞭だった。
 昔見たときは(9月と3月)もっと灰色味が強い気がしたのだが。
・アナドリも良く出現した。相変わらずオーストンウミツバメとの識別は微妙な場合が
 あるが、アナドリの方が多い感じだった。数羽の群れもいた。
・オナガミズナギドリは群れには遭遇せず、ほとんど単独、たまに2羽で出現した。
・セグロミズナギドリは少なくとも1回確認。意外と色の感じが似ているオナガナギと
 識別が微妙に感じる。もちろん、ずっと小さいし、はばたきも速い。
 セグロナギは少ないらしいが、どのくらいいるのだろう?
・オーストンウミツバメは、予想より少なかった。こんなものかな?
 腰の白く見えるウミツバメがいた。が、大きさはオーストンと変わらないくらいに
 感じたので、アシナガウミツバメではなさそう。コシジロかクロコシジロがいる
 可能性はあるのだろうか?それともオーストンの部分白化とか?
・カツオドリは何度か船の周りに出現。ペアもいた。トビウオを捕っていた。
・アジサシ類は見られなかった。
・期待のイルカは、やっぱり出現せず。

●本日の目玉
・オオシロハラミズナギドリ
・セグロミズナギドリ
 


カツオドリ(ビデオより)
 

                                <伍號>
 
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