■観察場所: 小笠原航路その3:父島⇒小笠原諸島北方 (東京都)
■観察環境: 海上
■観察日 : 2004年6月22日(火)
■観察時間: 14:00〜18:30
■天 候 : 晴れ
■観察者 : 伍號
■観察鳥種: 

1 シロハラミズナギドリ
2 アナドリ
3 オナガミズナギドリ
4 コミズナギドリ?
5 セグロミズナギドリ
6 オーストンウミツバメ
7 クロウミツバメ
8 カツオドリ
9 セグロアジサシ

*コビレゴンドウ
*クジラ1種
*トビウオ

■コメント:
●本日の状況
・風は弱いが、うねりはややあり。

●種類毎のコメント
・シロハラミズナギドリ、アナドリ、オナガミズナギドリが多かった。
 それぞれ大群は無いが、ちょこちょこ出現する。
・オナガナギの数羽の群れの中に、全身黒っぽいナギドリがいた!もしやオナガナギ
 暗色型!?と思ったが、周りのオナガナギより少し小さい。サイズとスタイルが、
 アナドリとは明らかに違う。翼下面はフラッシュは出ず、真っ黒ではなく暗い灰色
 な感じ。可能性としては、ハシボソナギのフラッシュが目立たない固体か、コミズ
 ナギドリか? サイズについて後で調べるとコミズナギドリが該当する。しかし、
 ハシボソナギや、オナガナギ暗色型だった可能性もゼロではないので「?」付きと
 した。撮影はできず。
・セグロミズナギドリは今回も1回確認。
 やはり上下の黒白のコントラストが明瞭で、腰の脇が白く目立つ。
 下尾筒が白く(notオナガ)、背が黒く見える(notシロハラ)。
 オナガナギに比べるとはばたきが多くて速い。
・今回気が付いたオナガナギの重要な識別ポイントは「下尾筒が真っ白でないこと」。
 この点で、オオナギ、セグロナギ、シロハラナギなどと明らかに異なる。
・行きと同様にオーストンウミツバメは少なかった。
・今回最大のテーマがマツダイラくんこと「クロウミツバメ」だったが、もうダメか
 と思ったが16:30ごろやっとみた!初列風切基部の白いフラッシュは見えたが、
 ちょっと遠くてイマイチ納得感が薄い。他の鳥屋さんは2〜3回見たそうだ。
 航路の観察は運もあるなぁ。
・セグロアジサシは遠くを1羽飛び去っただけ。クロアジサシは出現せず。

・コビレゴンドウは15:30ごろ南下する数頭の群れに遭遇。
 大きくて先の曲がった特徴的な背ビレと、見た感じのサイズと、見えた範囲では
 みな黒褐色か灰色に見えた体色などからコビレゴンドウと判断した。
 背ビレと尾のすぐ上の隆起部まで見せながら泳いでいた。
・その後、別のクジラの群れと遭遇。
 ゴンドウ類と違い、背が長く見えて、後ろのほうに背ビレがある。
 背ビレは三角に明瞭に出ていた。色は灰色に見えた。
 イワシクジラなどの可能性も考えられるが、識別には至らなかった。残念! 

●本日の目玉
・コミズナギドリ?
・セグロミズナギドリ
・クロウミツバメ
 


名物・おが丸のお見送り


シロハラミズナギドリ(ビデオより)
 

 

■観察場所: 小笠原航路その4:八丈島南方⇒東京港 (東京都)
■観察環境: 海上
■観察日 : 2004年6月23日(水)
■観察時間: 4:50〜12:00
■天 候 : 晴れだがガス多し
■観察者 : 伍號
■観察鳥種: 

1 アナドリ
2 オオミズナギドリ
3 オーストンウミツバメ

*トビウオ

■コメント:
●本日の状況
・風は弱いが、うねりは少しあり。
・八丈島よりかなり東を通過していた。最短コースを取るとこうなるそうだ。
 ちょうど三宅島、御蔵島のあたりでブリッジ見学し、島はレーダーには写って
 いたが、肉眼ではガスっていて見えなかった。

●種類毎のコメント
・99%くらいオオミズナギドリ。
 東京湾に近いところに大群でいた。
 八丈島から三宅沖までは少なかった。
・他のミズナギドリやコアホウなんかがいてもいいはずが何もいない。
 トウゾクやヒレアシシギもウミスズメもいない。
 張り合いが無いので早めに切り上げて船室で昼寝をした。

                                 <伍號>
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