1998 秋
■観察場所: 飛島 その1 (山形県酒田市)■観察環境: 離島
■観察日 : 1998年10月9日(金)
■観察時間: 12:17〜17:45
■天 候 : 晴
■観察者 : 伍號
■観察鳥種:
1 | ダイサギ | 11 | モズ | 21 | メジロ |
2 | トビ | 12 | ジョウビタキ | 22 | ホオジロ |
3 | ハヤブサ | 13 | ノビタキ | 23 | カシラダカ |
4 | ウミネコ | 14 | トラツグミ | 24 | アオジ |
5 | キジバト | 15 | ツグミ | 25 | カワラヒワ |
6 | アカゲラ | 16 | ウグイス | 26 | マヒワ |
7 | ヒバリ | 17 | メボソムシクイ | 27 | スズメ |
8 | キセキレイ | 18 | キクイタダキ | 28 | ハシボソガラス |
9 | ハクセキレイ | 19 | エゾビタキ | 29 | ハシブトガラス |
10 | ヒヨドリ | 20 | シジュウカラ | (計29種) |
■コメント:
●本日の状況
・秋の飛島第1日目。
・昨晩は雨だったそうで、今日は期待できるかなと思っていたところ、確かに個体
数は秋にしては多かった。 多いのだが、そのほとんどがウグイス&メジロ。
ウグイス、メジロが「チャッチャッ」「チーチー」とウルサくて、他の鳥の地鳴き
が聞こえない!ウグ・メジ軍団に撹乱されて他の鳥はさっぱりダメだった。
ウグ・メジ以外ではツグミも多い。他の大形ツグミもいるのだろうが、姿が見えず
本日は不明。メボソも案外多かった。しかし他のムシクイは地鳴きすらせず。
ホオジロ類、ヒタキ類が例年に比べて少ない。時期のずれか?
・ひと昔前は少なかったブトが増えた様な?特に港に多い。
また、秋とはいえウミネコが少ない様な?ま、明日以降確認してみよう。
・他の鳥屋は、一緒の船で来た東京のグループの方々など、秋にしては多いかな?
・今日は天気がよく、やや北風が強いながらも暖かかった。山形では25℃までいった
そうだ。今晩飛び去る鳥の方が多いのだろうなあ。
●種類毎のコメント
・ハヤブサは鼻戸崎正面の寺島の横の荒島という岩場のてっぺんに止まり場あり。
鼻戸崎展望台近くから、キレイな成鳥が観察できる。
ところで、ハヤブサは頻繁に見かけると思ったら、2または3ケ所に営巣地があり、
少なくとも2番はいるそうだ。成鳥の他に幼鳥もいるので島内でよく目にするし、
声もよく聞かれる。
・アカゲラは同時に2羽いた。それ以上いるようだ。
よく観察できたのは雌だったが、背の逆ハの字の白斑が細長く上の方まで続く。
(本州の亜種アカゲラは白斑はあまり上まで続かず太めの気がする。)頬は
はっきりと褐色が入るが、胸から腹にかけては褐色味はやや薄い(秋の羽色は
結構濃くなるそうだ)。以上から大陸に広く分布する亜種ハシブトアカゲラかも?
でも、エゾアカゲラ(→渡ってくるのかな?)、はたまた亜種アカゲラかも?
ちょっと自信なし。まあ、本州の亜種アカゲラである確率が一番高いだろうが。
・ものすごく多くて見る気がなくても視野に入って来る程のウグイスだが、かなり
褐色味の強い個体もいた。亜種チョウセンウグイスも入っているかも。春には
バンディングされているようだし。チョウセンウグイスならよく観察できて、
声(地鳴きが全然違う)も聞ければ識別できるが、結局確認できず。明日以降に
期待。(→結局確認できなかった。)
・メジロ(亜種メジロ)の脇は紫褐色だが、中にはかなり白いのもいる。性差?
それとも個体差?
・ヒタキはエゾビタキ1羽のみと島にしては寂しい結果だった。
●今日の目玉
・なしっ!
●その他情報
・この日、酒田市最上川スワンパークにコハクチョウの第一陣が飛来したそうだ。
第一陣は120羽あまりで、昨年より4日遅いとのこと。
・今日同行するはずだったP-Pro技術担当の4号ことくゎんぼぁ氏は急遽キャンセル。
理由は…?
<伍號>
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