2006 春
全種(1回目) 4月29日 4月30日 5月1日 5月2日 5月3日 5月4日 5月5日 5月6日
4月29日航路 5月1日航路 5月4日航路 5月6日航路
全種(2回目) 5月19日 5月20日 5月21日 5月19日航路 5月21日航路
■観察場所: 飛島 その11 (山形県酒田市)
■観察環境: 離島
■観察日 : 2006年5月21日(日)
■観察時間: 5:00〜15:30
■天 候 : 晴れ
■観察者 : 伍號、A子
■観察鳥種:
1 ウミウ 14 ハクセキレイ 27 シジュウカラ
2 アオサギ 15 ビンズイ 28 メジロ
3 トビ 16 サンショウクイ 29 ホオジロ
4 ハヤブサ 17 ヒヨドリ 30 ミヤマホオジロ
5 ウミネコ 18 モズ 31 アオジ
6 カラスバト 19 ノゴマ 32 カワラヒワ
7 キジバト 20 イソヒヨドリ 33 イカル
8 カッコウ 21 マミジロ 34 コムクドリ
9 ツツドリ 22 ウグイス 35 ハシボソガラス
10 ホトトギス 23 エゾムシクイ 36 ハシブトガラス
11 アマツバメ 24 センダイムシクイ * キタオットセイ
12 ブッポウソウ 25 オオルリ
13 ツバメ 26 コサメビタキ
■コメント:
●本日の状況
・曇りがちの晴れ。
●種類毎のコメント
・コウライウグイスがいたそうだが見逃した。それらしいさえずりを聞いたのみ。
ニャーという声は聞けず。
・ブッポウソウは相変わらずいて、サービスがいい。人に慣れてきた?
・しかし、今回の最大のヒットはキタオットセイの「しまちゃん」だろう。
・飛島なのだから「とびちゃん」だろうと思ったが、島の人は「しまちゃん」と
呼んでいた。なるほど、飛島の人は単に「島」と呼ぶんだなぁと実感した。
★キタオットセイの同定について
1.耳が明瞭に飛び出していて、前足(ひれ)が大きく、上半身を起こせるから
アシカの仲間である。
(アザラシは上半身を起こせないので、いつもゴロンとしている。)
2.飛島の辺りで出現可能性のあるアシカ科は3種。
「キタオットセイ」⇒冬期の回遊域に当たる(ただし通常は沖にいる)
「ニホンアシカ」⇒おそらく絶滅(50年前は竹島でアシカ猟が行われていた)
「トド」⇒普通は北海道の道東などにいる
※上記の大きさは下に行くほど大きくなる。
3.結論から言うと毛が長いので「キタオットセイ」となる。
毛の長さは図鑑や動物園の画像で比較して調べた。
濡れている時の毛の感じは図鑑のキタオットセイにそっくりだった。
(そもそもこの毛皮のために乱獲されて絶滅しかけた。)
(トドとかカリフォルニアアシカはもっと毛が短く、スベスベ感アリ。)
4.大きさはおよそ120〜130cmだったので、♀の成獣か♂の若い個体と思われる。
かなり痩せているようにも見える。弱っているのは間違いない。
★後日談:
・我々が帰った後も、しまちゃんは浜にずっといて弱っていたそうで、乾いた背中に
海水をかけてあげたら、ビックリしたようで沖に泳いで行ったそうだ。
元気になるといいのだが・・・
●今日の目玉
・ブッポウソウ
●その他情報
・コウライウグイスに振られた。残念!
<伍號>
▼本日のブッポウソウ (撮影:伍號)
▼サンショウクイ♀ (撮影:A子)
▼キタオットセイの「しまちゃん」港に上陸! (撮影:伍號)
▼「ガオー!」 まだ毛ぬれていて黒く見える (撮影:伍號)
▼乾くと長めの毛が白くなる (撮影:伍號)
▼ウインク (撮影:伍號)
▼「ホッケの干物は遠慮します」 (撮影:伍號)
▼ぽけ〜 (撮影:伍號)
▼セイサイもきれいに咲いている (撮影:伍號)
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