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2007  

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全種(2回目) 5月25日 5月26日 5月27日 5月25日航路 5月27日航路
 

■観察場所: 飛島 その7 (山形県酒田市) 
■観察環境: 離島
■観察日 : 2007年5月27日(日)
■観察時間: 5:00〜14:30
■天 候 : 曇り時々晴れ
■観察者 : 伍號、A子
■観察鳥種:

 1 ウミウ       24 アカモズ
 2 アマサギ      25 イソヒヨドリ
 3 チュウサギ     26 ツグミ
 4 マガモ       27 ウグイス
 5 ミサゴ       28 エゾセンニュウ
 6 トビ        29 コヨシキリ
 7 ハヤブサ      30 メボソムシクイ
 8 オオセグロカモメ  31 エゾムシクイ
 9 ウミネコ      32 センダイムシクイ
10 カラスバト     33 キビタキ
11 キジバト      34 オオルリ
12 アオバト      35 コサメビタキ
13 ジュウイチ     36 シジュウカラ
14 ツツドリ      37 メジロ
15 ホトトギス     38 ホオジロ
16 オニカッコウ    39 カシラダカ
17 アマツバメ     40 カワラヒワ
18 ツバメ       41 イカル
19 コシアカツバメ   42 シメ
20 キセキレイ     43 スズメ
21 ハクセキレイ    44 ハシボソガラス
22 サンショウクイ   45 ハシブトガラス
23 ヒヨドリ

■コメント:
●本日の状況
・曇りのち雨の予報だったが、小雨がぱらつく程度だった。
・風は南西で昨日よりは弱い。

●種類毎のコメント
・なんと!オニカッコウ♀が出現!(詳細は別の項で)
・アカモズは、亜種カラアカモズ♂のようだった。しかも2個体いたようだ。
 頭から背の色が、亜種アカモズのような鮮やかな赤茶色ではない。
 南西諸島などでよく観察したことのある亜種シマアカモズのような明確に
 灰色みが強い灰褐色とも違って、茶色に近い。
 亜種シマアカモズは眉斑や額の白が細いそうだが、この個体は画像(文末)
 で見るようにそんなに細くない。
 亜種カラアカモズ♂なのか?この程度は亜種シマアカモズ♂の範疇なのか?
 それとも亜種アカモズ♂の範疇なのか?
 さあ、どうなんでしょう? 
 (⇒画像は文末に)
 

●オニカッコウ♀出現!

最終日だ。
今回の5月最終週の飛島は、さすがにハズしたかな〜と思い、鳥もいないし、
2便の予定を変更し1便で帰るかな? と考えていた。
朝食後、3の畑の下のダムでコメボソを撮影し、そろそろ帰る時間だなぁ 
などと考えていた9:45ごろ・・・
A子さんよりTEL。
「なんだかスゴイのが出ちゃったよ!
 トケンの若いのみたいだけど、大型でブツブツ模様のが!
 なんだこりりゃ?」(表現は正確ではない)

私も急行したが、すでに飛んだ後。
山形のY川さんとの携帯メールによるご協力の結果、正体が判明。

 「オニカッコウ♀(らしい)」

A子さんが遭遇したのは、1の畑と2の畑の間にある小さい畑辺り。
木の枝⇒茂み⇒南灯台方面の林の中へ。このとき撮影はできず。

その後、A子氏とともに、灯台、林道、2の畑の南側などを捜索するも発見には
至らず。
それからA子氏と分かれて、農免農道沿いに2の畑を北のほうへ。
すると・・・発見! 一目でそれと判る!
2の畑の一番開けたあたりの、畑の中に立つ木の枝に止まっていた。
これが11:10ごろ。

デカくて、黒地に白いブチブチ模様がインパクト大!
意外と、というかカッコウなんだから当然かも知れないが、シャイなヤツで、
かなり距離があっても、こちらに気づくと枝の影に逃げていってしまう。
ということで、まともな画像が撮影できなかった。

最初、横向きに止まっていて、撮影チャンス!と思った瞬間に枝移りして、
向こう側に飛んだ瞬間がコレ↓ 
▼オニカッコウ♀ (撮影:伍號)

⇒拡大(ブラウザの「戻る」で戻る)

わかりにくいが、翼を後ろにはばたいた瞬間で、尾羽はブレている。
肝心の頭が切れているが、背中の細かい白斑がわかる。

幸い、遠くに飛ばなかったのだが、頭が枝で隠れて見えない↓
背中から後頭部にかけてかろうじて見えている。頭は向こう向き。
尾羽はよく見える。また、翼端も見えている。
▼オニカッコウ♀ (撮影:伍號)

⇒拡大(ブラウザの「戻る」で戻る)

うーん、苦しいがコレが限界。
こちらが位置を変えて撮影しようとしたら、木の陰を向こう側へ飛んで行って
しまい、ロストした。
で、それっきり再発見できなかった。

ひょっとすると、最終的には鼻戸崎か、法木の畑まで移動して、北に向かって
飛んでいったのかも?
最終日だったので、そちらのほうまで探しにいけなかった。

※帰宅してから調べたところ、オニカッコウはインド、中国南部から
 オーストラリアにかけて広く分布し、17もの亜種に分かれるようで、
 ♀の羽色が変化に富む。
 詳しくは調査中だが、今回観察したのは基亜種のパターンに近いようだ。
 基亜種 Eudynamys scolopacea scolopacea

●今日の目玉
・アカモズ(亜種カラアカモズ?)
・オニカッコウ

●その他情報
・オニカッコウは先々週に大阪でも出たそうだ。詳細不明。
                              <伍號>
 

▼亜種カラアカモズ♂? (撮影:伍號、A子)

▼夏羽のカシラダカ♂ (撮影:A子)

▼メジロ (撮影:A子)

 

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